むしろ不思議だったのは、そうやって他の患者さんから怒鳴られても、彼女がそれに対して何の反応も示さなかったこと。同室者がナースステーションで看護師になだめられ、ようやく気持ちを落ち着けて病室に戻っても、「あら、やっぱりおなかが張るわ。あなたは便が出たって言ってたわね。いいわねえ」とやられ、もうあきらめて無視してくれた、などということもありました。「一見なよなよとして弱く見えるけど、彼女が一番強いのか
「女」を感じさせる患者さん... の続きを読む
英語の場合は、強いて分ければ「医学」はmedicalscience。「医療」はmedicalcareまたはmedicalpracticeですが、medicineという名詞あるいはmedicalという形容詞は、もともと日本語の「医学」と「医療」をともに意味していたと考えていいのではないかと思われます。日本では、医学は疾病についての学問であり、医療はその学問の患者への二次的応用であるとして区別し、まる
医学と医療... の続きを読む
卒業二十年目の医者が一般病院に勤めていれば、だいたい千五百万円から二千万円の年収が相場だろう。開業医はそれこそぴんきりだが、おおむねその数倍の年収があると考えればいい。そんななかで、一千万円にとどかないのは少々気の毒な気もする。しかしまあ、それは「医者として」の収入を基準にした話で、世間一般から見て極端に悪いということではもちろんない。そういえば、このクラス会の会費は四万円だった。「えらく高いじゃ
なんだかんだと言いつつ医者が経済的に恵まれている... の続きを読む
出だしが奇妙ですね。学校の音楽の時間に「長調の曲は主和音を構成するドミソのいずれかの音で始まる」と習いました。西洋の歌曲だけではなく、昭和以降の日本の流行歌でも、これはかなり厳密に守られてきた規則です。なのにこの歌は、「レレレレレレレレレドッラー」とレで始まっている。転調したわけではありません。3小節目、4小節目に行くとはっきりするように、Fが主和音という枠組みははっきり保だれています。じゃあ、こ
宙ぶらりんになった旋律... の続きを読む
上半身の脂肪は腸の回りにつき、外からはウエストサイズが増えたことで、それがわかります(内側はCTスキャンと呼ばれる特別なX線で見ることができます)。この脂肪にもまた、さらに特別な働きがあります。脂肪組織から、肝臓に向けて脂肪酸が送り出され、それによって体内のインシュリンレベルが変化。これが、貯蓄する脂肪と燃やす脂肪の比率に影響を与えるわけです。この細胞が体内にあまりに多いと、心臓を始めとするさまざ
特別な働きをする脂肪細胞の減らし方... の続きを読む
昨年の十一月に手が急に痛くなりました。最初は腱鞘炎かなと思い、すぐに治るだろうと思っていました。しかし、暮れの大掃除に無理をしてしまったのがいけなかったのか、余計に痛くなってしまいました。すぐに病院で診察を受けたところ、お医者さんから「ガングリオン」と診断されました。右手の親指の関節に米粒大ぐらいのできものができていましたが、小さいので中のゼリー状のものは抜けないと言われ、塗り薬で治療することにな
グルコサミンで右手親指のできものが消えた... の続きを読む