無色に近いほど価値があるダイヤモンドですが、ファンシー・ダイヤモンドといって、赤、青、緑、ピンク、紫などの色をしたものもあり、特別なランクがつけられ特別な価格で取り引きされます。なかでも青とピンクは価値があります。カットは、ダイヤモンドの命ともいえる輝きやきらめきを屈折率を生かして引き出します。カラット、クラリティ、カラーの三つのCは自然に支配されるものですが、四つめのCであるカットは人間が直接影響を与えるものです。いくら質の良いダイヤモンドでもカットして研磨しなければ、光が内側から湧き出る、目のくらむような光輝は生まれません。理想的なカッティングとは、左右対称で全体のプロポーションが整い、外から入った光が石の内部で反射を繰り返しながら、再度上部に戻ってくるようなカッティングです。カットの評価は、まず理想的にカットされているかどうかプロポーションがチェックされ、次に研磨に十分な注意と技術が払われたかどうかチェックされます。プロポーション・チェックは、理想的プロポーションを基準にし、そこから何%はずれているかという減点方式で点数がつけられます。研磨の技術は、シンメトリー(対称性)や一つひとつの面の状態を、理想的に研磨されているものと比べ、その差を減点方式であらわすのです。二つの合計減点数によってカットグレードが決まります。