資料返信率の違い

2011.03.30

学生が受動的な状態で性別による差異をうすうすと認識するのは、送付されてくる就職情報誌の量にみられる男女差からである。しかしより鮮明に性差が意識されるのは、資料請求葉書を送付するという能動的な行為を行なった後に、返信されてくる資料の多寡である。返信量は学生に直接の焦燥感や挫折感を味わわせるのである。資料請求に対して、どのくらいの企業から資料が返信されてきたのかをみてみると、男子学生の場合は、平均九八社、女子学生の場合には、平均六六社という数値が出てくる。つまり、資料請求葉書を同数送付していたとしても、男女によって返信率には圧倒的な差があり、仮に一人あたりI〇〇枚葉書を送付したとすると、それが男子学生であれば平均六五・八枚の返信があるのに対して、女子学生であれば四九・六枚の返信しかないことになる。女子学生に対する資料返信率は五〇%を下回っており、資料請求をしても、実際に資料を送付してくれる企業は半数に満たないということになる。この差は統計的にも有意な差である。この時点から女子学生はハンディを背負っていることがわかる。
[参考]
マスコミの就職について