中卒でできる仕事はほとんどなかった

2012.01.16

私は不動産の専門家ではありません。9年前まで、専業主婦のかたわら自宅でミシンを踏んでいました。羽生は衣料品生産がさかんです。町工場の人がライトバンに布を積んで家まで持ってくる。それを期日までにミシンで縫う、という仕事です。作業服、看護士服、ブラウスなどを担当しましたが、私は、技術がないので部分縫いしかできません。服1枚全部仕上げられれば、1枚当たり10001500円くらいもらえるのですが、袖だけ、襟だけという部分縫いはスズメの涙。

(おすすめサイトのご紹介)
三浦市の土地一覧|SUUMO(スーモ)土地
(HPへ)

古賀市の新築マンション一覧|SUUMO(スーモ)新築マンション
(HPへ)

高知の新築マンションをエリアから探す|SUUMO(スーモ)新築マンション
(HPへ)

JR山手線(田端)の新築マンション一覧|SUUMO(スーモ)新築マンション
(HPへ)

手間賃が安いのです。ひと月やってもせいぜい5万円程度でした。でも、3人の子どもを育てている時期でしたから納得していました。子どもたちが帰ってきたとき家にいて、「お帰り」と声をかけ、おにぎりをにぎってあげる。それが母親の仕事です。ミシンはその片手間でした。やがて一番下の子どもが大学を卒業し、子育てが一段落したので、働きに出ようと思いました。1998年の秋頃のことです。行田市のハローワークに行き、求職申込書を書きました。それを見た女性職員は、「中卒ですか……」と残念そうにひと言。最初はピンときませんでした(「私の学歴は高校中退じゃなかったの?」)。私は自分が「中卒」であることを、初めて自覚しました。「どんな仕事がご希望ですか?」「何でもいいです。お掃除なら主婦なので得意です」「いまはお掃除も若い子がやるんですよ」「はあ……」「パソコンはできますか?」「できません……」「何か資格を持っていますか?」「いえ、何も……」「それじゃあ、あまり仕事はないと思いますけど……。一応そちらに資料がありますから、見て行ってください」