日韓共催ワールドカップのさい「ヒュンダイを知らないのは日本だけ」というCMが流れた。「たしかにそうだ」と私は納得した。ヒュンダイ・モーターは韓国コンツェルンの現代グループから独立した自動車メーカーだ。起亜などを含めたグループ全体ではいまや世界年産は280万台と、アジアではトヨタ以外のどこよりも巨大だが、日本人のおおかたはそれを知らない。しかし、日本人がヒュンダイを知ったからといってどうなのだとも思った。いかに企業が巨大とて、作るクルマが魅力的とは限らぬ。ときおり私はヒュンダイに乗るが、そのたびに思うのは「日本車となにも変わらないナ」ということだ。ヒュンダイのスタイルはひとことでいって平凡。しかし、これは日本車も同じだ。内装は仕立てがやや粗いが、我慢できるレヴェルだ。エンジンは少しうるさいが、ま、これも我慢できるレヴェル。オートマチックトランスミッションはやや落ちる。ひとことでいえば、安物の日本車といったところだ。ヒュンダイの問題はそこにある。
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