ある人に言わせれば、昨年来続いている日本の自動車メーカーへの外資の資本参加は「第二の敗戦」ということらしい。だが、私の考えは相当違う。現在、世界的に見て、日本の自動車メーカーは中クラスが多い。この中クラスメーカーは、今後どうやって生き残りを図るかがなによりの関心事だ。そこで、ここへ来て各社ともかなり慌てて外資と組んだというだけのことだ。その第一は日産で、ここはどこでもいいから、とにかく金を出してくれるところと組みたかった。
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そしてその金をルノーが出したということである。たしかに敗けは敗けだが、国が敗けたわけじゃない。日産の敗けなのだ。三菱も同じだ。ここもどこか助けてくれなければこの世から消えなければならない。そこで、外資と組んだのだ。日本の自動車メーカーはトヨタ、日産、ホンダ、三菱、マツダ、富士重、ダイハツ、スズキ、それに商用車のいすず、日野、日産ディーゼル。この体制が成立したのはいまから30年以上も前で、以後この間は激しい競争を繰り返し、現在に至っている。たしかにこの数は少し多いと思う。現在、独立した日本資本の自動車メーカーはトヨタとホンダのみ。11社中2社である。私はいいところだと思っている。世界の経済の動きを見ればこんなものだろう。完全な外国支配と思われるものはマツダ(フォード)、いすゞ(GM)、日産(ルノー)の3社で、ダイハツと日野はトヨタ傘下である。それ以外のメーカーはまだ独自性を保っていると思う。外国のメーカー、GM、フォード、VWあたりが欲しいと思っている日本メーカーのトップはホンダだろう。ホンダのブランドは日本より欧米で強いのだ。逆に言えばホンダは高く売れるということだ。