「君がいてくれたらありがたいけれど、いないからといって、僕は死ぬわけではない。自分で自分の身ぐらいはきちんと処せるんだ」現実的で物足りないと感じるかもしれないが、頼もしいのは本当はこういう男性である。女性も同じである。「あなたなしには生きられない」というのはストーカーの心理だ。こんな言葉で男性を追い回す女性もやはり、「私は自立できない女である」といっているのだ。女性でも男性でも、ストーカーの語る愛の言葉は「あなたなしでは生きられない」である。プロポーズの言葉は、「僕は君が好きだ。結婚してほしい」というあたりが、月並みではあるが妥当である。それで悪いことはない。何も飾りたて、細工を凝らさなくても、真意が伝わればそれでいい。ただプロポーズの言葉に託されるべき内容は、それほど単純なものではすまされない。プロポーズには、「僕はこれからこういう人生を歩いていきたい。僕の協力者になってくれないか。そして、君はどんな人生を生きたいのか。僕は君の協力者になるよ」という心が込められなければならない。