勉強が「自信」をつくる

2011.07.13

勉強して知識を身につけ、自分の望む人生を送る。自分自身の人生の主人公になるのが、勉強することの目的とも言えるでしょう。日本人には「お金儲けは悪いことだ」という風潮がまだ残っています。しかし現実問題として、学校を卒業して親元を離れれば、お金を稼がなければ一日たりとも自分一人で生活することはできません。これまでの教育では、あまり子どもにそういう経済のことを教えてきませんでした。時代は大きく変わりつつあります。時代の変化に合わせて、子どもの頃から将来のことを考えさせるのは、非常に大切なことです。作家の村上龍さんが『13歳のハローワーク』(幻冬舎)という本を書いて、ベストセラーになりました。あの本で書かれているように、いろいろな職業について子どもの頃から学んでいくことは、とても良いことだと感じています。会社で働くことが一般的でなかった昔は、父親が家庭で働いている姿を日常的に目にすることができました。そうした中で自然に職業観や、働くことの尊さを学ぶことができましたが、いまの多くの子どもは、ビジネスマンがどういう仕事をしているか想像もできないのが日本の現状です。できるだけ旱い段階で、いまの時代にフィットした職業観を、親が子どもに教えていくべきでしょう。自分はどういうふうに生きていきたいのか。ビルーゲイツや鉄鋼王のカーネギー、日本で言えば渋沢栄一や松下幸之助といった、偉大な先人の生き方を子どものうちから学ぶのも良いことでしょう。長い人生を生きていく中で、「自分はやれるはすだ」という前向きの自信を持つことはとても大切です。たいがいのことは「やろう」と思えばやれるのです。その「自信」をつくる礎が、勉強なのです。自信があれば、たとえどこかで失敗をしても、成功するための一つのプロセスにすぎないと考えられるようになります。